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2009年4月

2009年4月 2日 (木)

山火事の記憶

Hata_2

最近、野焼きの事故や山火事のニュースをよく目にする。
このような記事を見ると、昔々登山中に出合った山火事のことを思い出す。

それは宮崎の山へ行ったときのこと。
麓の小屋で一泊し、山頂を越え急な九十九折の尾根道を下って行くと…
突然目の前の草や木がバチバチと燃えている!

それより少し前から、風に乗って草木の燃えるにおいが時々していたのだが、『そろそろ麓も近くなって、田畑か工事の人が野焼きでもしているのだろう』と考え、全く山火事のことなど考えもしていなかった。

ア~ッ、山火事!!
一気に心臓が早鐘を打つ。

もともとパニックになりやすい性格。
大パニックで頭の中は真っ白!
それでも山火事についてのわずかな知識が頭の中を駆け巡る。

カヤなどの草原の火事は人が走るより速い?
針葉樹林の火事もよく燃えて広がるのが速い?
山の斜面では火は上に昇る?

でも目の前の火事は道の両側に広がっているようなので戻るしかないと考え、上へ引き返すことにした。

火事場の馬鹿力は瞬発力だけなのだろうか?
急いで登り始めたものの、キャンプ道具まで入ったザックを担いでいては直ぐに息が上がり登れない。
結局ザックを置き、空荷で元の登山口まで戻る。

翌日、ザックの回収と火災現場の立ち会いのため、消防の人と現地に下山予定側より登った。
その時、ザックを置いて下山したことを知った現地の人に
『ここの火事はそんなに速く燃え広がらない』と言われる。

冷静に判断すればそんなに慌てることも無かったのか?
でもそのときは『火が追い付くのでは』、『火が谷側から昇り先回りしているのでは』と怖いばかりだった。

この火事の原因は、登山者の煙草の火によるものだったとの話。

山ではどんな場合でも冷静に行動できる判断力と体力が必要なのだろうが、
まずは自分自身が山火事を出さないように気をつけることが一番!